天童節 昭和演歌名曲選 第三集

天童よしみ( 天童芳美 ) 天童節 昭和演歌名曲選 第三集歌詞
1.啼くな小鳩よ

作詞:高橋掬太郎
作曲:飯田三郎

啼くな小鳩よ 心の妻よ
なまじなかれりゃ 未練がからむ
たとえ別りょと 互の胸に
抱いて居ようよ おもかげを

旅ははるばる 涯ないとても
呼べば届くよ 夜毎の夢に
思い出したら 祈ろじゃないか
つきぬえにしを 身の幸を

さらば小鳩よ 心の妻よ
瞳曇るな また逢う日まで
帽子振り振り 後ふり向けば
暁(あけ)の野風が ただ寒い


2.麦と兵隊


3.東京ラプソディー


4.月がとっても青いから

作詞:清水みのる
作曲:陸奥明

月がとっても 青いから
遠廻りして 帰ろう
あの鈴懸の 並木路(なみきじ)は
想い出の 小径(こみち)よ
腕を優しく 組み合って
二人っきりで サ帰ろう

月の雫(しずく)に 濡れながら
遠廻りして 帰ろう
ふとゆきずりに 知り合った
想い出の この小径(みち)
夢をいとしく 抱きしめて
二人っきりで サ帰ろう

月もあんなに うるむから
遠廻りして 帰ろう
もう今日かぎり 逢えぬとも
想い出は 捨てずに
君と誓った 並木路(なみきみち)
二人っきりで サ帰ろう


5.野崎小唄


6.男の純情


7.無法松の一生(度胸千両入り)

作詞:吉野夫二郎
作曲:古賀政男

小倉生れで 玄海育ち
口も荒いが 気も荒い
無法一代 涙を捨てて
度胸千両で 生きる身の
男一代 無法松

空にひびいた あの音は
たたく太鼓の 勇駒
山車の 竹笹 堤灯は
赤い 灯(あかし)に ゆれて行く
今日は祇園の 夏祭
揃いの 浴衣の 若い衆は
綱を引出し 音頭とる
玄海灘の 風うけて
ばちがはげしく 右左
小倉 名代は 無法松
度胸千両の あばれうち

泣くな嘆くな 男じゃないか
どうせ実らぬ 恋じゃもの
愚痴や未練は 玄海灘に
捨てて太鼓の 乱れ打ち
夢も通えよ 女男波(みょうとなみ)


8.未練の波止場


9.落葉しぐれ


10.哀愁列車

作詞:横井弘
作曲:鎌多俊與

惚れて 惚れて
惚れていながら 行くおれに
旅をせかせる ベルの音
つらいホームに 来は来たが
未練心に つまづいて
落とす涙の 哀愁列車

燃えて 燃えて
燃えて過ごした 湯の宿に
うしろ髪ひく 灯がひとつ
今宵逢瀬(おうせ)を 待ちわびる
君の幸せ 祈りつつ
旅にのがれる 哀愁列車

泣いて 泣いて
泣いているのを 知らぬげに
窓は二人を 遠くする
堪(こら)えきれずに 見返れば
すがるせつない 瞳(め)のような
星がとぶとぶ 哀愁列車


11.南国土佐を後にして

作詞:武政英策
作曲:武政英策

南国土佐を 後にして
都に来てから 幾とせぞ
思い出します 故郷の友が
門出に唄った よさこい節を

土佐の高知の ハリマヤ橋で
坊さんかんざし 買うをみた

月の浜辺で たき火を囲み
しばしの娯楽の ひとゝきを
わたしも自慢の 声はりあげて
うたうよ土佐の よさこい節を

みませ見せましょ 浦戸をあけて
月の名所は 桂浜

国の父さん 室戸の沖で
鯨釣ったと いう便り
わたしも負けずに はげんだ後で
うたうよ土佐の よさこい節を

云うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ
潮吹く魚が 泳ぎよる
よさこい よさこい


12.古城


13.若いお巡りさん


14.別れの一本杉

作詞:高野公男
作曲:船村徹

泣けた 泣けた
こらえきれずに 泣けたっけ
あの娘(こ)と別れた かなしさに
山のかけすも 啼いていた
一本杉の
石の地蔵さんのョ 村はずれ

遠い 遠い
想い出しても 遠い空
必ず東京へ 着いたなら
便りおくれと 云った娘(ひと)
りんごのような
赤い頬(ほ)っぺたのョ あの涙

呼んで 呼んで
そっと月夜にゃ 呼んでみた
嫁にも行かずに この俺の
帰りひたすら 待っている
あの娘はいくつ
とうに二十(はたち)はョ 過ぎたろに


15.愛の小窓


16.名月赤城山